以前 Genesis 8 Female 用と間違えて、Genesis 3 Female 用の水着を買ってしまいました。 水着自体は「Genesis 3 Female用の服をGenesis 8 Femaleに移植する方法の紹介」の方法で移植できたのですが、この水着には肌への食い込みを表現する HD モーフもついていました。
RealFit Hipster Bikini | 3D Models and 3D Software by Daz 3D
もちろん Genesis 3 Female 用のモーフなので、そのままでは Genesis 8 Female で使えませんが、なんとか移植できないかなと思いいろいろ調べてみました。
結論からいうと、Genesis 3 Female のモーフを Genesis 8 Female に移植することは可能で、数種類のやり方があるようです。 簡単な方法としては Transfer Utility を使うやり方があり、これは手軽だけれど正確さに欠ける場合もあるようです。
もうひとつは Morph Loader Pro を使う方法で、こちらは正確に移植できるようですが、少し手間がかかります。
DAZ のフィギアが世代交代するごとに、こういった手法が DAZ のフォーラムでは活発に議論されてるみたいですね。 今回は手軽にできる Transfer Utility を使う方法でモーフを移植してみました。
Genesis 3 Femaleを配置してモーフをFavoritにする
まずは移植元である Genesis 3 Female をシーンに配置します。 そして Parameters ペインから Mesh Resolution を Base にし、SubDivision Level を「0」にします。

次に移植したいモーフのプロパティーコントロールを Favorit – お気に入りにしておきます ( ハートマークをクリックすれば OK )。 このとき複数のモーフをお気に入りにしても問題ありません。 またモーフのスライダーは 100% にしてもしなくても、どちらでも OK です。
今回は Chest にあるモーフを 8 個ほど移植したいと思います。
Genesis 8 Femaleを配置してTransfer Utilityで転送
続いて Genesis 8 Female をシーンに配置して、Edit → Figure → Transfer Utility から Transfer Utility を開きます。

Transfer Utility の設定は下記のようにします。

Source の Scene Item | Genesis 3 Female |
Source の Item Shape | Default |
Target の Scene Item | Genesis 8 Female |
Target の Item Shape | Clone: Genesis 3 Female |
Target の Item Shape で Clone を選ぶと、下記のようなウインドウが開くので Genesis 3 Female を選択します。

Use Near Vertices | チェックを入れ 1000.0% にする |
General Options | Morph Targets 以外のチェックをすべて外す |
Morph Targets の Extended Options | From Source を Favorites にする From Projection Template と Override Existing のチェックを外す |
Post Transfer Options | チェックをすべて外す |
用意ができたら Accept を押します。 すると転送が始まりますが、数秒で終わります。

Genesis 8 Female の Shape ペインで Chest の部分を見てみると、Genesis 3 Female のモーフが移植されているのが確認できます。 移植した各モーフは Use Limit のチェックが外れているので、必要ならチェックを入れ直します。
あとはモーフを File → Save As → Support Asset → Morph Asset(s) から保存すれば完了です。 とても簡単で、作業は数分で終わりました。
今回は Transfer Utility を使ってモーフを移植してみましたが、Morph Loader を使って正確にモーフを移植する方法が、英文ですが下記リンクで詳しく紹介されています。
Tutorial Morphs from Genesis 3 to 8 accurate way by a-sennov on DeviantArt