フィギアなどのシェイプやポーズを保存するとき、今まで Shaping Preset や Pose Preset を使っていました。 でもボーンが入ってる髪などは、ヘアスタイルはシェイプで作り、髪の流れや動きはポーズ ( ボーン ) で作ることもあり、シェイプとポーズの 2 つを保存するのも面倒だなと感じていました。

最近になって Properties Preset という保存の仕方を試してみたのですが、これが意外に便利でした。

Properties Preset

Properties Preset も他のプリセットと同様、Content Library 内にアイコンで表示されます。

Properties Preset で保存できる内容

Shaping Preset ではシェイプ、Pose Preset ではポーズというように、それぞれ保存できる内容は限られていますが、Properties Preset では下記の 4 つの内容ををひとつのファイルとして保存することができます。

  • Shaping : シェイプ
  • Pose : ポーズ
  • Material(s) : マテリアル
  • Other: Misc や Rendering、Simulation などその他のプロパティ

例えば下記のシーン、髪にはシェイプとポーズの両方を使っているのですが、この髪を他のシーンで再現しようとした場合、シェイプとポーズの両方を適用させなければなりません。

シェイプとポーズの両方を使った髪のスタイリング

シェイプでは髪の長さや、肩にかかる髪の形を作っていて、ポーズ ( ボーン ) で位置を調整しています。

シェイプとポーズの両方を使った髪のスタイリング

このシェイプとポーズを Properties Preset を使ってひとつのファイルとして保存してみます。 今回は髪のプロパティを保存したいので、Scene ペインで髪を選択しておいて、[ File ] → [ Save As ] → [ Properties Preset ] を選択します。

Properties Preset として保存

下記のような画面が表示されるので、Shaping タブを開き、Include Shaping Setting in Preset にチェックを入れます (デフォルトでチェックされています)。

シェイプの保存

次にPose タブを開き、同じように Include Pose Setting in Preset にチェックを入れます ( デフォルトでチェックされています )。

ポーズの保存

次にマテリアルは必要ないので、Material(s)タブを開き、チェックを外します。

マテリアルは保存しない

Other タブはデフォルトではチェックが外れています。 最後に Accept を押すと、Properties Preset として保存されます。 これでシェイプとポーズを 1 枚のファイルとして保存することができました。

保存したProperties Preset にはアイコンから簡単にアクセスできます

今回はシンプルにシェイプとポーズを保存しただけですが、いろいろなケースで使えると思うのでいろいろ試したいと思います。