Renderosity で手軽に Iray スキンの設定をいろいろ変更できる “Twizted Character Creation Kit” という Iray Shader プリセットが無料で配布されてたので、試しに使ってみました。 無料だからなぁ … とあまり期待していなかったのですが、使ってみるとなかなかのいい感じで、後述するような透明感のある肌を簡単につくることができました。
調整前の画像は過去記事「Iray のスキン設定の覚書」でやったように、自分でいろいろ試行錯誤作ったもので、とにかく肌を白くしたくて明るくしたために、コントラストの弱いのっぺりとした印象の肌でした。
Twizted Character Creation Kit で調整した後のスキンは、透明感もありつつ程よくコントラストもあって好みの感じに仕上がりつつあります (この記事を書いてる時点では、まだ調整途中 … )。
使い方
まずキットのなかにプリセット例があるので、それをクリックして適用します。
基本プリセットではツヤに関するパラメータの Glossy Layered Weight と Dual Lobe Specular Weight のふたつを使っていて、さらに Top Coat Weight も使っているのでスペキュラマップのテクスチャを各パラメータにセットします。 やり方はダウンロードしたキットの中に、Image Placement Example.jpg という説明用の画像があるのでわかると思います。 下記はプリセット例そのままのスキンです。 この段階でなかなかいい質感になったと個人的には思いました。
あとは用意されているアイコンをクリックして、色味やツヤなどを調整するだけです。
用意されているアイコンで調整できる項目は下記になります。
- Bump Map ( バンプマップ )の強さ
- Displacement Map ( 変異マップ ) の ON / OFF
- Lips Style – 7 スタイル
- Normal Map ( 法線マップ ) の強さ
- Reflectance Tint (反射の色合い)
- Skin Gloss ( 肌のツヤ ) – 6 スタイル
- SSS Mode – Chromatic / Mono 切り替え
- Translucency Color ( 半透明レイヤーの色合い )
- Translucency Weight ( 半透明レイヤーの強さ )
各項目がどんなものなのかは、過去記事「Iray のスキン設定の覚書」に書いたことがあるので参照してみてください。
“Twizted Character Creation Kit” は無料で利用できるので、肌の質感を変えてみたいという人は試してみるといいかもです。